YouTubeで誰もが「ゆっくりしていってね!!!」というセリフを聞いた事があるのではないてしょうか?
「ゆっくりしていってね!!!」でおなじみの『ゆっくり茶番劇』ですが、柚葉(ゆずは)というYouTuberが『ゆっくり茶番劇』の商標登録をおこなったのです。
しかも商標使用料に10万円が必要(後に撤回)と発表があり、ネットでは炎上する事態になりました。
この記事では今回発生した『ゆっくり茶番劇商標登録問題』から、
・ゆっくり茶番劇 商標登録ついてわかりやすく解説!
・ゆっくり茶番劇 商標登録は取り消された?
・ゆっくり茶番劇 商標登録何が問題? 柚葉(ゆずは)とは?
ゆっくり茶番劇 商標登録についてわかりやすく解説!
ここではゆっくり茶番劇の商標登録について解説しますが、商標登録以外にも『ゆっくり茶番劇』や『ゆっくり茶番劇』のルーツである「東方Project」についても解説します。
商標登録とは?
まず商標とは、事業者が自社(または自己)で取り扱う商品及びサービスを他社(または他人)の物と区別するために用いられるマークの事です。
我々が商品の購入やサービスの利用をする時、企業マークや商品(サービス)のネーミングである『商標』を一種のシンボルとして選んでいるのです。
その商標を登録するのが『商標登録』であり、今回の問題は商標登録をめぐって大きな問題に発展したのです。
『ゆっくり茶番劇』を含むゆっくり動画について
ゆっくり動画は、シューティングゲーム「東方Project」の2人の女性キャラクターが、音声読み上げソフトを用いた会話劇を繰り広げる二次創作動画のことです。
動画には、巫女の博麗霊夢(はくれい れいむ)と魔法使いの霧雨魔理沙(きりさめ まりさ)が登場しています。
2人のキャラクターをデフォルメにして、寸劇風に仕上げているのが特徴です。
『ゆっくり茶番劇』の他に、『ゆっくり実況』『ゆっくり解説』などがあり、動画の本数はYouTubeやニコニコ動画を合わせると、なんと1000万本を超えています。
「東方Project」とは?
「東方Project」は、上海アリス幻樂団(しゃんはいアリスげんがくだん)という同人サークルが制作している著作物の事をいいます。
シューティングゲームや書籍、音楽CDから成り立っています。
原作者はZUN(ずん)、上海アリス幻樂団の主宰であり「東方Project」ではキャラクターデザインやサウンド制作、さらにはシナリオとプログラミングも担当しているのです。
ゆっくり茶番劇 商標登録は取り消された?
ニコニコ動画を運営している株式会社ドワンゴが23日、『ゆっくり茶番劇』商標登録問題について記者会見がおこなわれました。
今後も多くの人々がゆっくり動画を制作できるように、以下のアクションを行うことを発表しました。
・商標を取得した柚葉(ゆずは)に対し、商標権放棄に向けた交渉行う。
・商標権放棄に応じない場合、特許庁に対して商標登録の無効を求める。
・使用料を請求されたされたしまったユーザーへの相談窓口の設置
・ドワンゴによる「ゆっくり」関連動画の商標登録。(これはクリエーターを守るため、取得しても「ゆっくり」関連の商標権の権利行使はしない)
まさにドワンゴは本気だったのです。
同日、柚葉(ゆずは)が所属していた団体『Coyu.Live(コーユー・ドットライブ)』は Twitterで、『柚葉が商標権放棄の手続きを行なっている』と報告しました。
しかしドワンゴは、「柚葉(ゆずは)からの発表ではないので方針に変わりはない」としています。
24日、柚葉(ゆずは)が『ゆっくり茶番劇』の商標登録の抹消申請をおこなった事を、 Twitterで公表しました。
理由は、関係者などに対する誹謗中傷や名誉毀損のほかに、虚偽・捏造された情報が広く知れ渡ったとの事です。
6月1日に柚葉が所属していた『Coyu.Live(コーユー・ドットライブ)』は、 Twitterで商標の抹消登録申請が受理・登録されたことを公表しました。
ゆっくり茶番劇 商標登録何が問題?柚葉とは?
何が問題?
ゆっくり動画は二次創作動画であり、実はガイドラインさえ守れば誰でもゆっくり動画を制作するのが可能なのです。
そのゆっくり動画ですが、実は原作者であるZUNが商標登録を行なっていなかったのです。
ZUN以外にも、キャラクターをデフォルメにしたクリエイターが他にもいますが、権利関係があいまいな状態で多くのゆっくり動画がアップされたのです。
その隙に商標登録をおこなった人物が、YouTuberの柚葉(ゆずは)なのです。
柚葉(ゆずは)ってどんな人?
柚葉(ゆずは)は『Coyu.Live(コーユー・ドットライブ)』という団体に所属していたYouTuberです。
柚葉(ゆずは)も1人のゆっくり動画の制作者でしたがそれにも関わらず勝手に『ゆっくり茶番劇』の商標登録をおこないました。
それに加え、年間10万円(後に撤回)のライセンス料が必要と発表があり、ネットが炎上する自体になりました。
その後、柚葉(ゆずは)は『Coyu.Live(コーユー・ドットライブ)』から無期限の会員資格停止となり、自身も商標登録の抹消申請をしました。
ゆっくり茶番劇 商標についてわかりやすく解説!のまとめ
最終的に、今後も『ゆっくり茶番劇』を含む『ゆっくり動画』の制作が、自由にできるようになりました。
これはクリエイターの未来が、守られたという事になりますね!
これからも面白い『ゆっくり動画』が出てくる事を楽しみにしたいと思います!